hatopukuの日記

筋トレしか取り柄がない人の形をした生物ハトプクです。よろしくお願いいたします!

ファスト&スロー(上) 【後半】

どうも!ハトプクです!

 

前回の引き続き「ファストアンドスロー」の後半の方のアウトプットを

していきたいと思います!

 


 

 

平均への回帰

 

最初のスコアが極端によかったり悪かったりする程、次の結果は平均に近づくことが多いこと。を示す統計的現象のこと


 例)チャールズ・ダーウィン(進化論の提唱者)の従兄であるサー・フランシス・ゴルトンが(19世紀末)1886年に「身長の遺伝における平均への回帰」という論文を発表した。

子の身長は親2人の身長の平均に比例して、親の身長が全体の平均より高ければ子供は少し低くなり、逆に親の身長が全体の平均より低ければ子の身長は少し高くなる。

といった傾向があると発見し、特に親の身長が全体の平均よりも極端に高い/低いほど、そういった傾向がよく見られた。

例えば、親2人の身長が180cm代であれば子供の身長は177cm~178cmになり、親の身長が160cm代であれば子供の身長は167cm~168cm代になる。

(引用:https://toukeigaku-ouhou.info/2018/02/20/regression-toward-the-mean/

 

利用可能性ヒューリスティック


特定の何かの大きさや頻度を予想、または答える時、その何かの思い出しやすさで答えてしまうこと

 

例)自分とパートナーで家事を分担して行っている時、各々の家事の貢献度は全体に対してどのくらいですか?と自分とパートナーに聞かれたとする(%で答えるとする)

 

家事を完全にパートナーに任せているとしたら、その予想の正確さはおそらく100%に近いが、半分半分で分担しているとしたら、二人の合計値が100%を超える時が多いい傾向がある。つまり、それぞれが「自分の方が家事をやっている」と思い込んでいる。

 

 

利用可能性カスケード

 

バイアスが政策に入り込むメカニズムのこと

ある情報がメディアを通して繰り返し流されると、その情報が不正確なのにもかかわらず、多くの人の注意や関心が高まり、その情報が正しいと認識される可能性が高くなる。という仕組みのこと。


例)コロナウイルスが流行し始めの頃「トイレットペーパーが中国で製造されており、原材料(紙)が中国から輸入できなくなる」といった誤情報がSNSなどから流れ、トイレットペーパー・キッチンペーパー・マスクなどの買いだめが始まり、販売店で原材料が紙でできている物のほとんどが売り切れになる状態が続いた。当時、経済産業省、メーカー各社は「供給に不足はない」と呼びかけを行っていた。のにも関わらず

 

後知恵バイアス

 

はじめに予測した意見を過小評価し、物事が起きてからそれが予測可能だったと考えること。とりわけ、結果の大きさに比例して後知恵バイアスの作用も大きくなる。

(引用:後知恵バイアス - Wikipedia


例)会社で、上司が部下の失敗を𠮟責しているとする。その時、上司はその失敗の原因をすべて把握できていないのに(部下がどこまでの知識を用いて、どのように考えて行ったのか?その失敗の原因の大半は、予想外の障害によるものではないのか?)失敗したという結果のみを知った時に、上司が「自分なら失敗せずにできた(必然的に起こるであろう障害を避けられた)」と思い込み、部下を無能だと決めつける。

(引用:【後知恵バイアスとは】意味・例・心理学的実験をわかりやすく解説|リベラルアーツガイド

 

結果バイアス

 

ある決定を下した時、その過程を考慮せずに結果がいいか悪いかだけで、その決定を評価してしまうこと。そして、他人に代わって決定を下す人々(立場の高い人等)に起こりやすく、その決定が後から見たら当たり前のように見える場合、その決定はほとんど賞賛されず、逆に結果が悪ければその決定者を非難する。


例)リスクの大きい賭け事に勝利した人は、その軽率な行動が他者から見たら先見の明を持った素晴しい才能の持ち主だと評価される。

 

 

 

妥当性の錯覚

 

少ない情報に基づいて予測を行い、その判断が不正確であってもそれに対して自信を持ってしまうこと

また、その予測の仕方が不正確ということが過去の事例からわかっている場合でも、この錯覚は作用する傾向がある。前回紹介した「WYSIATI」に似てますね(^^;)!


例)採用面接で、とてもリーダーシップのある積極的な印象が感じられる人物が面接に来たため、将来性があると思い採用したが、しばらくたって、その人物の活躍ぶりを聞いてみると、面接で予測していたほど活躍はしていなかった。

 

 

スキルの錯覚

自身のスキルに対して過度に自信をもち、不確実性のある事柄を予測してしまう傾向


例)株の動きの知識は人一倍あるため、今後の経済の動きは容易に予測できる。と豪語している友人がいる

 

 

 

 

 

まとめ

 

[ 平均への回帰 ]

何かしらの初めの結果が極端に低い、または高い場合、次の結果は平均値に近づくこと

 

 

[ 利用可能性ヒューリスティック ]

ある頻度や大きさ等の予想をする時、その事柄の思い出しやすさで答えてしまうこと

 

 

[ 利用可能性カスケード ]

誤情報が政策をせざるを得ない状況まで広がること

 

 

[ 後知恵バイアス ]

ある事柄が起きた後になって、それが予測可能だったと自分の意見を過大評価すること

 

 

[ 結果バイアス ]

結果だけを重視して物事を評価、判断すること

 

 

[ 妥当性の錯覚 ]

不確実性な事柄に対して、少ない情報のみで自身の予測に自信をもってしまうこと

 

 

[ スキルの錯覚 ]

自身のスキルに過度に自信をもって、不確実なことを予測すること

 

 

 


 

 

以上で今回の本「ファスト&スロー(上)」のアウトプットは終了です!

次回は「ファスト&スロー(下)」のアウトプットをしていきたいと思います👍

 

ではまた('_')/